野菜・果物

日本では毎年、多くの野菜・果物が「食べられるにもかかわらず」廃棄されています。その理由の多くは、規格外(サイズ・形・色)需要と供給のミスマッチ加工・流通コストの問題といった、味や安全性とは無関係な要因です。
生産現場では、出荷できない、保管できない、活用先が見つからないという理由から、やむを得ず廃棄されるケースが少なくありません。
一方で、企業や生活者の間では食品ロス削減、環境配慮、SDGsへの関心が高まっているものの、「どんな野菜・果物が、なぜ余っているのか」が見える形で共有される場はほとんどありません。結果として、野菜・果物の廃棄は社会に知られないまま、各現場で静かに続いているのが現状です。

なぜ余っていたのか
どんな課題があったのか

野菜・果物は、味や安全性に問題がなくても、サイズや形、色のばらつきによって規格外と判断されることがあります。また、天候不順や豊作による供給過多、急な需要変動により、市場に出しきれないケースも少なくありません。
生産者にとっては、活用したくても相談先や販路が見つからず、結果的に廃棄せざるを得ないという課題がありました。
一方で、企業や生活者側には「どんな野菜・果物が、どのような背景で余っているのか」が伝わっておらず、関心があっても関わるきっかけがないという課題があります。
つまり、野菜・果物の廃棄は、資源そのものの問題ではなく、情報・仕組み・つなぎ手の不足によって生まれていた課題でした。

どんな風に活用できるのか

廃棄されてきた野菜や果物は、その繊維や成分を活かすことで、新たな素材へと生まれ変わらせることができます。近年では、りんごやぶどう、パイナップルなどの搾りかすや皮を加工し、植物由来のレザー素材として再生する取り組みが広がっています。こうした素材は、バッグや財布、名刺入れなどの革製品として活用され、ファッションや雑貨の分野で新しい価値を生み出しています。
また、野菜や果物の搾りかすや繊維は、食品加工の副産物として大量に生まれる一方で、適切に加工することで環境配慮型の素材として幅広い製品に活用することが可能です。これまで廃棄されてきた資源を新たな素材として循環させることで、環境負荷の低減と新しいものづくりの可能性が広がっています。

アップサイクル事例

  • りんごがま口コインケース
    【手のひらに収まる、小さな青森の恵み】
    青森県産のりんごを加工する際に出た絞りかす(残渣)をアップサイクルして生まれた「RINGO-TEX®(リンゴテックス)」を使用したコインケースです。
    五感で楽しむ素材感: 本革のようなしなやかさと、驚くほどの軽さが特徴。手にするたびに、青森のりんご農園の風景が浮かぶような温かみを感じられます。
    愛らしいフォルム: りんごの丸みをイメージしたフォルムは、小銭入れとしてだけでなく、アクセサリーポーチやピルケースとしても最適です。
    地球にやさしい選択: 本来捨てられてしまうはずの素材に命を吹き込んだ、使う人にも地球にも心地よいアイテムです。

  • 名刺入れ(カードケース)
    【初対面の会話が弾む、サステナブルな名刺入れ】
    ビジネスシーンの第一印象を彩るアイテムに、特別なストーリーを。青森のりんごから生まれたバイオベースレザーの名刺入れです。
    会話のきっかけに:「実はこれ、りんごからできているんです」という一言から、環境への意識や地元への愛着が伝わり、コミュニケーションが広がります。
    機能美を追求: 撥水性に優れたバイオベースレザーは、お手入れが簡単で長く愛用いただけます。名刺が取り出しやすく、スマートな所作をサポートする設計です。
    エシカル: 植物由来の素材を選ぶことは、これからの時代のスタンダード。自分へのご褒美はもちろん、大切な方へのギフトにもぴったりです。

appcycle株式会社

「青森のりんごに、新しい命を吹き込む。」
私たちappcycle株式会社(アップサイクル)は、りんごの街・青森県から、環境に優しい未来をデザインするスタートアップ企業です。
本来は捨てられてしまうはずの「りんごの搾りかす(残渣)」を再利用し、独自の技術で高品質なバイオベースレザー「RINGO-TEX®(リンゴテックス)」へと生まれ変わらせています。青森の豊かな恵みを、ただ消費するだけでなく、形を変えて長く愛されるものへ。私たちは、手にするたびに心が温かくなるような、地域と地球に優しいものづくりを続けています。

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