ホタテ
ホタテは身の部分だけが食用として利用されるため、加工の過程で大量の貝殻が廃棄物として発生します。日本は世界有数のホタテ生産国であり、特に北海道や東北地域では毎年多くのホタテ貝殻が生まれています。その量は非常に多く、産地周辺では貝殻が山のように積み上がる状況も見られます。
貝殻は自然由来の素材ですが、発生量が膨大なため、放置すると景観の悪化や臭いの問題、アルカリ成分の流出など環境への影響が懸念されます。また、処理や運搬にはコストがかかるため、水産業者や自治体にとっても大きな負担となっています。
こうした背景から、近年ではホタテ貝殻を新たな資源として活用する取り組みが進み始めています。建材や紙、雑貨素材など、さまざまな分野でアップサイクルの可能性が広がっています。